TRIPLANE 『モノローグ』

TRIPLANE 『モノローグ』

TRIPLANE トライプレインの『モノローグ』は2007年にリリースされたシングル(フジテレビフラワーネットTVCMイメージソング)です。

Vocalの江畑兵衛さんは、Mr.Childrenに影響を受けているとのことで、ネット上でもミスチルに似てる!という感想を述べている人も存在しているようですね。実際、私は最初ラジオでトライプレインの『Dear friends』という曲が流れてきた時、“あ。ミスチル新曲出したんだな”と思っていました。その後気になって調べたら、どうやら違うらしいと。

その後他の曲もチェックしたのですが、良質なメロディで聴きやすい曲も多くハマってしまいました。自分の車のカーステレオで流していたら、“これミスチル?”と友人にも聴かれたのでファンの方からしたら全然違う!と怒られてしまいそうですが、そう思う人もいるってことですね。

ちゃんと聴くと全然違いますし、それぞれ違った良さがあるので私はどちらも好きです。

この『モノローグ』はテレビCMで流れているのを聴いて、ひと聴き惚れしました。

トライプレインについて

●メンバー Vo&G 江畑兵衛 G 川村健司 B 武田和也 Dr 広田周 の4人組バンド。2004年にデビュー。

川村さん以外3人が小学校の同級生だそうで、なんだかそれだけでもステキですね。川村さんの前のギタリストが脱退しているようですが、バンドの結成は2002年ですが、そこまで縁が切れずにずっと良い関係でいられるというのは素晴らしいと思います。

トライプレインのバンド名の由来は『TRIPLANE=三翼機(3つの翼を持つ飛行機)』江畑さん、川村さん、武田さん3人で活動してきていたことと、大きく羽ばたきたいという意味が込められているそうです。

『Dear friends』はアニメ『ONE PIECE』のエンディングテーマとなったり、これまでリリースされてきた楽曲は多くタイアップしているので、CDを買ったことがなくてもどこかで聴いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

『モノローグ』レビュー

作詞・作曲:江畑兵衛

イントロはピアノのフレーズからスタートし、ストリングスが絡んできます。この時点で泣かせそうな良い曲そうだなという雰囲気が漂っています。そしてしっとりとボーカル江畑さんの声でAメロスタート。出だしは低音なんですが、暖かみのある声で重さは感じさせません。

Bメロからドラムとベースが入ってきますがここもまだ落ち着いてしっとりと聴かせます。そして、サビへ。

ここでギターも加わり、抑えめだったドラム、ベースがビートを刻み、ギターも加わって壮大な感じになります。江畑さんのボーカルは高音も伸びやかで驚きました。しかもわずかにハスキーなので、キンキンしていなく聴きやすいです。サビのメロディはとても動きがあり素人が歌うのは難しいと感じます。メロディアスで耳に残る美フレーズですね。

歌詞は“大切な君”との日常を歌った、ラブソングに仕上がっています。些細な喧嘩、彼女の思いやり、何気ない日常が大切だと君が教えてくれる。だから飾らない歌を届けたい、、、。ステキですね。

歌詞の中にはミスチルのあの名曲からの影響も込めれていました。

ファンならずとも、この曲が好きな方ならピンと来たかもしれません。それはサビの歌詞の一部分です。

TRIPLANE

“伝えようなんてそんな大それてない”

 

Mr.children

“憧れになろうだなんて大それた気持ちはない”

Mr.Childrenの『HERO』もとっても良い曲ですよね。“大それた”ってあまり歌詞の表現では見かけないのと、江畑さんもミスチルに影響を受けていると公言しているわけですから、私は『HERO』への敬意とは違いますけど、なんだか微笑ましい印象を受けました。

TRIPLANEの最近の活動状況

2017年7月にデビューから13年間もの間、在籍していたavexから独立したそうです。

7月7日に約4年振りにシングルとして『SPOTLIGHT』をリリース。また12月6日には7枚目のアルバム『1/4802のすべて』が約2年10ヶ月振りにリリースされ、2018年には前述のアルバムを引っさげたツアーもスタートと、精力的に活動されています。

『SPOTLIGHT』は会場限定シングルとなっていますが、iTunesでもダウンロード出来ますのでそちらもチェックしてみてください。

他にもたくさん良い曲がありますので、またの機会にご紹介させていただきます。これからも良い曲を世の中に送り出していって欲しいバンドです。

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