Mr.Childrern ニューアルバム『重力と呼吸』
2018年10月3日、とうとうMr・Children待望のニューアルバム『重力と呼吸』がリリースされました!
先着購入得点として、アルバムジャケットステッカー、初回生産分として、プレイパス“購入したCDがスマホですぐ聴ける”、“MUSICVIDEO”がダウンロード特典がついていました。
ジャケットとブックレット(歌詞カード)はこんな感じです。
まずはジャケット
歌詞カード
CDの盤面もアートしてます!
3年4ヶ月振りのニューアルバムを全曲レビュー
今日は前日の10月2日ですが、早速タワーレコードで購入して聴きましたので、全曲レビューしていきたいと思います。
1『Your Song』
この曲は既にミュージックビデオがYOUTUBEで公開されているのでチェックした人も多いはず。イントロから朝焼けを思わせる爽やかなサウンドにボーカル桜井さんのシャウトが名曲感を漂わせます。アルバムの名刺代わりといった感じでしょうか。
ゆったりとしたテンポに何てことない日常が特別だと綴る、“君の歌”です。個人的な解釈ですが、ラブソングではありつつも、ミスチルの音楽に対しての恋心が歌われているようなそんな気がします。MVはメンバーが屋上で演奏している風景を撮影したシンプルなものなのですが、これが実に楽しそうで、観ていて思わずほっこりします。オープニングにふさわしいナンバーです。
2『海にて、心は裸になりたがる』
いわゆる王道なギター、ベース、ドラムをメインとしたバンドサウンドのナンバー。ミスチルがこういった曲をやると大人が敢えてやんちゃな音楽を奏でていて、そこにベテランの遊び心というか、開放感も感じられてカッコいいです。
海に行くとつい脱いで海に飛び込んで心も身体も裸になりたくなったりしますよね。自分でみてる自分って意外と違う。他人を否定していても実は同じようなもんだったりして。歌詞の世界観の奥深さは相変わらずです。
3『SINGLES』
テレビ朝日系 木曜ドラマ「ハゲタカ」の主題歌です。重厚感のあるイントロからするこの曲は、今回のアルバムの中では比較的重めのナンバーです。メロディアスな旋律、心を揺さぶるドラム、サビの輪唱のようなコーラスアレンジと聴かせどころがたくさん詰め込まれています。
人って失うのが怖かったり、どこかのめり込むことを恐れて、一歩ひいた目で恋を観ているところがありますよね。共感必須の歌詞に浸ってください。
4『here comes my love』
アルバムの中の1曲として聴いてみると、この曲は王道なバラードナンバーだと感じます。壮大な世界観を泳ぎましょう。ヘッドフォンで聴くのがおすすめです。
5『箱庭』
スライドギターと規則的なリズムが軽快で3、4と続いたシリアスな世界を払拭するような印象の曲です。…が、実は決して軽いテーマではありません。歌詞から恋が終わったことは想定出来るのですが、細かいストーリーが綴られているわけではなく、恋を失ってもそこから動けず、小さな世界『箱庭』で失った痛みをじっくりと感じながら生きていく主人公の哀しみが伝わる曲です。
桜井さんはKANさんに影響を受けているのはご存知の方も多いと思いますが、明るいメロディに悲壮感漂う歌詞を当て込む楽曲はKANさんの得意とする世界観でもあります。3分台で短い1曲ですが名曲です。
6『addiction』
ダンサブルな鍵盤のイントロではじまる『addiction』サビのメロディはクセになって頭を離れない1曲。雰囲気としては『フェイク』にも通じるものがあります。間奏後のサビのアコースティックギターが気持ち良く、桜井さんのボーカルも伸びやかでライブでは相当盛り上がりそうです。夜のドライブで聴きたいナンバーです。
7『day by day』(愛犬クルの物語)
サブタイトルにある通り、犬をテーマにした楽曲です。ギター全快のサウンドは最初ん?クイーン??(良い意味で)と思わせます。犬好きの私としてはグッときてしまいますね。メロディも非常にキャッチーで歌詞の内容と反して?気分を挙げてくれそうな曲です。
8『秋がくれた切符』
イントロからピアノ音色が泣かせにかかる1曲。この季節にぴったりなナンバー。ミスチルはアルバム毎に絶対こういう珠玉のバラードを入れてきます。悔しい程良い曲です。桜井さんの歌声も優しく、特にこの曲ではファルセットが心地良いです。秋の落ち葉を
神様が僕らにくれた 何かの切符みたいだ
と桜井さんは歌い上げます。秋や落ち葉を綴っている曲は世の中にいくらでもあると思いますが、そんなありふれたテーマも桜井さんに掛かれば、心揺すぶる映画の中の世界に変わります。個人的には今回のアルバムで一番好きな曲です。
9『himawari』
これはそういう表記が見当たらないのですが、アルバムバージョン?だと思います。桜井さんのボーカルもギターも少し雰囲気が違っています。アルバムの方がライブ感を感じられるような仕上がりに思えます。是非、聴き比べてみてください。
10『皮膚呼吸』
アルバムのラストナンバーは、このアルバム唯一の6分超えの大作。皮膚呼吸は人は意識せずに行っているわけですが、そうして取り入れていった酸素(いろんな経験)が自分をつくっていっていて、完璧じゃなくても、至らない点を抱えていても、自分を試しながら夢を見続けていきたいという深い1曲です。まだまだバンドとしても成長していくという意気込みが底から湧き上がってくるように感じます。
全曲を聴き終えての感想
全10曲ですが、スーッと通して聴けてしまうアルバムです。ですが、何周も聴いていってもまた新しい良さがみつかっていく、そんな作品だと思います。新生Mr・Childrenワールドなんですが、新しいようで懐かしく、懐かしいようで新しくもあります。
これまで25年以上も聴く人を感動させ、人の生活を支えてきた良質な音楽を生み出し続けているミスチル。それでも尚、新しい感動を世間に送り出したことにただただ感謝と脱帽です。メンバーの皆さんも楽しんでいるからこそ、聴く人を喜ばせられるんでしょうね。
Mr・Childrenのニューアルバム『重力と呼吸』を控え目にいってすごくおすすめです。是非聴いてみてください。
※プレイパス特典のMUSICVIDEOを追加します。
『here comes my love』
『SINGLES』
『Your Song』
『Your Song(original Story)』
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